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木造の注文住宅だとどれくらい耐久性が高いの?

「木造住宅ってどれくらい耐久性があるの?」

「木造住宅の寿命って伸ばせるのかな。」

木造の注文住宅を検討している方のなかにはこのように考えている方も多いと思います。
せっかく家を建てるならできるだけ長く住みたいですよね。
そこで今回は、木造住宅の寿命について解説します。

木造住宅の寿命は?

みなさんは住宅の寿命とはそもそもどのようなものかをご存知でしょうか?
多くの方が「住宅の寿命=耐用年数」と捉えていますが、実はこの認識は正しくありません。
耐用年数とは、減価償却の計算に使用するものだからです。
そのため、よく聞く「木造住宅の寿命はだいたい20年である」という話も誤解です。
ちなみにこの誤解は木造住宅の税法上法定耐用年数である22年からきていると言われています。

では、住宅の寿命とは一体何でしょうか?
住宅の寿命は倒壊することなく存在可能な年数のことを指します。
そして、木造住宅におけるこういった意味の寿命は伸びており、1998年に40年だった平均寿命は、2011年には58年ほどにまで伸びました。

このように木造住宅はしっかり耐久性があるので、安心して暮らせます。

建設時の建材やメンテナンス次第で木造住宅の寿命が伸びる

先程解説した木造住宅の寿命ですが、実は建材やメンテナンスによって伸ばせます。

まずは建材について解説します。木造住宅を長持ちさせるには無垢材を採用しましょう。
このときのポイントは日本産のものを選ぶことです。
もちろん、輸入した木材にも良いものがあります。
しかし、長持ちという点を重視するのであれば日本産のものをおすすめします。
日本で育った木材は気候にマッチいるので、割れや反りなどの劣化があまり起きません。
具体的には歴史的建造物にも使用されているヒノキ、見た目や耐久性、香りに優れたスギ、虫に強く、腐りにくいヒバなどを建材にするとより長持ちするでしょう。

次にメンテナンスについてですが、これは木造住宅の寿命に大きく影響するためとても重要です。
雨が侵入するのを防ぐためにコーキングを補修する、雨樋がつまらないように掃除するなどといったこまめな手入れが木造住宅の寿命を左右します。

そのため、適切なメンテナンスを怠らないようにしましょう。

まとめ

ここまで木造住宅の寿命について解説してきました。
木造住宅の寿命は耐用年数と違い、建材やメンテナンス次第で伸ばせます。
そのため、建材やメンテナンスについてしっかり検討しましょう。
また、木造住宅について疑問があればぜひ当社へお問い合わせください。